こんにちは。赤城です。
お客様との会話の中で
「家では市販の〇〇〇を使っています。(コーティング力強めで有名)
高いトリートメントって、全然ヌルヌルしないじゃないですか〜」
と言う会話が出たので、とってもいい機会!
テクスチャーの良さとケア力の高さって実は別物だよってこと、今日はその違いを、美容師目線でちょっと掘り下げてお話ししますね。
テクスチャーがいいトリートメントって?
まず、テクスチャーがいいトリートメントって、簡単に言うと「使い心地が最高!」と感じやすいもの。手に取った瞬間から「うわっ、気持ちいい!」ってなるような、塗った瞬間ヌルヌルツルツルしていて、滑らかで伸びが良くて、髪にスルスル馴染む感じ。触りごごちがいいと言ったら伝わりやすいでしょうか?例えば、サロンで使うようなクリームっぽい質感だったり、オイルが入っててしっとりしてるけどベタつかないもの。お客様でも「これ、髪に塗るの楽しい!」って言ってくれるタイプは大体テクスチャーが優れてます。
でも、ここで大事なポイント!!
テクスチャーがいい=髪が劇的に修復されている!!では無い事も多いんです。
美容師として正直に言うと、テクスチャーは「使用感」や「気分を上げてくれる要素」が強い。香りも良くて、毎日のケアが楽しくなるのは最高だけど、それだけでダメージが中までしっかり補修されるかっていうと…ちょっと違うんですよね。
コーティングしているので、髪の表面の保護はしてるけど、ケアまでは足りてないということもあります。
「毎日トリートメントしてるんですけどね〜、オイルも塗ってるけどね〜、髪のスカスカ感は減らなくて…」
というのは、そういう事。
ケア力が高いトリートメントの本質
一方で、ケア力が高いトリートメントは「髪の内部までしっかり届いて、補修や保湿をしてくれる」もの。例えば、ケラチンやコラーゲン、ヒアルロン酸みたいな補修・保湿成分が入ってるか、髪のダメージレベルに合った分子サイズの成分が配合されてるか。そしてその配合濃度はいかほどか…。
こういうトリートメントは、使った瞬間は「うわっ、すごい!」って劇的な感動はないかもしれない。でも、使い続けるうちに「なんか髪が強くなってきた」「パサつきが減った」って実感できるんです。
キュキュ!とごわつくように感じても乾かすとハリコシに変化したりします。
じゃあ、私は美容師として何をオススメする?となったら、ダメージ補修や髪質改善出来るケア力を重視してご案内します。
せっかく毎日使うものなら、結果の出るものを使って頂きたい。その想いに正直に、修復力の高いものへ取り扱い商品を一部リニューアルしてきました。修復成分の原液のような商材なので、テクスチャーは全く良く無い物もあります。
安くてテクスチャーの良い物は世にたくさんあります。使い心地が良くて、髪に何の不満もない!のであれば無理に変える必要はありません。
ですが、美容師にご相談くださる方は、ダメージをどうにかしたいから…。流行りやテクスチャーだけで商品を紹介していたら、お客様の髪は絶対良くなりません。お悩みを解決に導くアイテムを髪をお任せ頂ける責任をもってご案内します。
テクスチャーの良さは毎日のモチベーションを上げてくれますし、ケア力の高さは髪の未来を支えてくれます。どっちも魅力だけど、役割が違うということを覚えておいてもらえたら嬉しいです。
次回のサロンで「私の髪には何が必要?」とどうぞお尋ねください。
髪の明るい未来を迎える方法をしっかりお伝え致しますね!