この癖はだれ譲りかしら?
癖は収まるのかしら?
親や親戚の叔母としては気になるところ。
お客様から質問をいただいたので、今日はこれを紐解いていきたいと思います。
結論から先に言うと、子供の癖毛が収まるかどうかは、個々の髪質や成長過程によって異なります。多くの場合、子供の髪は成長と共に変化し、癖毛が改善されることがあります。以下にいくつかのポイントを挙げます。
髪質は成長過程で変化する
子供の髪は、小さな頃は柔らかく、成長するにつれて変わることがあります。思春期にはホルモンの影響で髪質が変わることもあります。
まず赤ちゃんの頃の生まれたての毛、幼児期になると髪質がしっかりしてきます。本来の毛になってくるんですね。それから成長と共にどんどん太くなったり、量が増えたり。小学生中〜高学年くらいで少し安定します。
今度は思春期のホルモンバランスの影響が出てきます。これまでお客様を見てきた体感でいくと、中学生〜高校生が1番髪が太かったり、癖が強かったり悩ましい時期を過ごされる方が多いように感じます。
20才をピークに今度は逆の変化を起こしだします。
細くなったり、少なくなったり、癖が和らいだり、逆にうねり出したり…。
少しずつ変化してきているのですが、顕著に感じ出すのか30代過ぎてからの方が多いです。
また出産や更年期辺りのホルモンバランスの変化に伴い、髪質も影響を受けます。
私個人の話をすると、幼稚園などの頃はサラサラし過ぎてポニーテールが出来ない!!と言われるくらいのストレートでした。
小学校5年生の頃にショートカットにしたのをきっかけに、癖がでてきました。毛が軽くなって動き出したんでしょうね。
卒業アルバムの写真なんて、ベリーショートを頑張ってセンターパートにしているなんともダサい髪…。黒歴史です。笑
遺伝
髪質は主に遺伝的要因に影響されるため、親や祖父母の髪質を考慮することが重要です。
ヘアケア
元の癖毛は、生えてくる前に決まります。
毛穴がねじれているので生えた時点で曲がっているのです。
マヨネーズが星型の穴を通るとずっと星型で出てきますよね。あんなイメージです。
しかし、髪をいつも結んでいるなど、後天的な生活習慣で髪のうねりは発生します。
しっかり乾かしたり、適切なヘアケアを行うことで髪はいかようにも扱いやすくなります。
体調や食生活
体調や食生活も髪質に影響します。
体調が悪くなると、体の生命維持の方にエネルギーが必要とされます。
髪や爪は最初に栄養を切られるポジションであることも頭に入れておきましょう!!
まとめ
子供の癖毛は一生そのままなのか?と言う質問には
人による
と言う漠然とした答えしか返せません。
遺伝、成長、老化、ホルモンバランスの変化、体調、ヘアケア、食生活、複合的な理由で髪質は変わります。
そもそも癖毛で何が悪い?
癖毛が悪な訳ではありません。
その子が物心付いて、大きくなってもっと艶が欲しいな、ストレートにしてみたいな!と言う願望が出てきたら、ぜひ美容室の扉を叩いて欲しいと思います。
その時はご家庭のケアでは手の届かないヘアチェンジを全力でご提供させて頂きます。
これは私の懸念のし過ぎかもしれませんが、もし小さなお子様に
「癖毛いつか治るといいねー。」と言っていたとしたらそれは危険信号な気がします。
悪気がないとしても、癖毛はダメなものなんだ…とお子様は思ってしまいます。
それよりもそのお癖を活かしたヘアアレンジを一緒に楽しむ、探求する方がプラスでは無いでしょうか?
もしくはストレートにしたい!!と言ったときに、
よし!美容室行こう!!と連れて行ってあげれる気持ちと軍資金を準備しておくとか 笑
ストレートの人は癖毛に憧れていたりします。みんな無いものねだりです。笑
日本人の75%は癖毛だと言われています。そのうち、縮毛矯正をしている人は5%と言われています。
現状、癖毛と共存している方の方が多いんです。
お子様の髪の毛がどう変化していくか、どうぞ一緒に楽しんでくださいね!