こんにちは!赤城です。
さてさて今日は、円形脱毛症についてお話ししたいと思います。
この仕事をしているとよく目にする円形脱毛症。
円形脱毛症は、多くの人が抱える悩みの一つですが、その原因やメカニズムについてはあまり知られていないことが多いです。美容師として、私たちができるサポートやアドバイスをお伝えします。
円形脱毛症とは?
円形脱毛症は、突然に髪の毛が円形に抜け落ちる自己免疫疾患です。通常、健康な髪の毛は毛根から生え続けますが、円形脱毛症の場合、免疫システムがバグを起こします。健康で問題無いはずの毛根を「異物だ!!」と認識してしまい、攻撃してしまうため、髪が抜け落ちてしまうのです。
円形脱毛症は自己免疫疾患の一つですが、バセドウ病も同様に自己免疫疾患で、甲状腺が過剰にホルモンを産生することによって引き起こされます。その他にも、自己免疫疾患には関節リウマチや1型糖尿病などがあります。これらの疾患は、免疫系の異常が原因で発症します。
原因とメカニズム
円形脱毛症の正確な原因はまだ解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
1. 遺伝的要因〜家族に円形脱毛症の患者がいる場合、リスクが高まることがあります。
2. ストレス〜精神的・身体的なストレスがトリガーとなることが多いです。これがみなさん1番思い当たる節がある…という話になることが多いです。
3. ホルモンバランスの変化〜妊娠や更年期など、ホルモンの変動が影響を与えることがあります。
出来てたらすぐ教えてくれる?
円形脱毛症の症状を見つけた場合、すぐ伝えるのか、伝えないのか…。
これはとてもデリケートで悩ましい問題であります。
伝えるか伝えないかは人による…というのが正直なところ。あくまで私個人の考えですけどね。
明らかにストレスフルな状態のお客様にお伝えしても追い討ちをかけるなと判断した時は次回まで見送ります。また、もしかしたら?位の小さなサイズの時も見送ります。
明らかに髪の毛も抜けきっていて、産毛が出てきているなどの復活してきている兆しが見える場合は過去の事としてお伝えしたりします。
ほんと、これは個人的感覚なのですが、一度出来た方は再発することが多いように感じます。
ストレスを感じた時に出る場所がそれぞれ癖がある…と。胃が痛くなる人、肌荒れする人、蕁麻疹ができる人、極端に食欲が無くなる人…体や心のSOSの出る場所が、出やすい場所がそれぞれ違うのではないかと感じています。
もちろんお薬で対処するのも場合によっては必要かと思いますが、ここ半年くらいを振り返ってみるきっかけにされてはどうでしょうか?
出来た時に取れる対策は?
①3個以上、また1つが大きい場合は早めに病院へ。繋がっていくと全体の脱毛症につながる恐れもあります。専門医にご相談されることをオススメします。
②スカルプケアを強化する〜スカルプケアをしたから絶対早く生える!とは言えません。一度抜けた髪が生え変わって出てくるのは最短3カ月。その生えてきた髪の毛が育ちやすい環境を整えてあげるのがスカルプケアです。
土を耕すと元気な野菜が育つように、頭皮の環境を整えて元気な毛が育つ環境を整えましょう!
③気にならないヘアスタイルにする〜当たり前ではありますが大事なこと。多くの場合はいつも通り過ごしていたら、気にならない場合が多いです。
しかしながらベリーショートや、男性の短髪の場合は見えてしまう場合もあります。
髪を少し伸ばしたり、どうしても気になる場合はウィッグをご紹介したりも出来ますのでご遠慮なくお申し付けください。
円形脱毛症は心身に大きな影響を与える疾患ですが、美容師としての私たちの役割は、少しでもお客様の心を軽くすることです。情報を提供し、安心感を持っていただけるよう心がけていきます。もし、円形脱毛症に関する質問や悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
あなたの髪の健康をサポートするために、これからも様々な情報をお届けしていきますので、ぜひブログをチェックしてくださいね。