こんにちは!
髪のお悩みって尽きませんよね?特に「最近、髪がうねる…」「若い頃はもっとサラサラだったのに!」なんて感じること、ありませんか?
実は、髪のうねりの原因は、髪の内部にある「コルテックス」のバランスが関係しているんです。今日は、このちょっと難しい話を、私がよく使う例え、「かっぱ巻き」を使ってわかりやすくお伝えします!
髪のうねりのカギは「コルテックス」のS1とS2
まず、髪の毛の構造を簡単に説明しますね。髪の毛は、表面のキューティクル、中のコルテックス、そして中心にあるメデュラという3つの層でできています。このコルテックスと呼ばれる部分には、S1とS2という2つの成分が含まれていて、これが髪の形に影響を与えるんです。
– 直毛の人:コルテックスの中のS1とS2が、バランスよく均等に分布しています。
– うねりやクセ毛の人:S1とS2のどちらかが多かったり、偏って分布していたりします。
このバランスの違いが、髪がまっすぐになるか、うねってしまうかの分かれ道なんです。でも、これだけだとちょっとイメージしにくいですよね?そこで、かっぱ巻きの登場です!
かっぱ巻きで考える「髪のうねり」
かっぱ巻きって食べたことありますよね?きゅうりがシャキッと入った、シンプルで美味しいお寿司です。
キューティクル=海苔
コルテックス=ご飯
メデュラ=きゅうり
で考えてもらえるとわかりやすいかと思います。
さらに
S1=硬めに炊いたご飯
S2=柔めに炊いたご飯
とするとイメージしやすいかな?
– 直毛の髪=きれいなかっぱ巻き
直毛の人の髪は、まるできれいに巻かれたかっぱ巻き。ご飯(S1とS2)が均等に詰まっていて、真っ直ぐ整っています。このバランスがいいから、巻き寿司はいつでもまっすぐで美しい形を保てるんです。髪も同じで、S1とS2が均等だと、ツヤツヤのストレートヘアに!
– うねる髪=ご飯が偏ったかっぱ巻き
一方、うねりやクセ毛の人の髪は、ご飯が偏ってしまったかっぱ巻きみたいなもの。たとえば、ご飯(S1)が右側に多くて、左側に少なかったりすると、巻き寿司の形が歪んでしまいますよね。髪もこれと同じで、S1とS2のバランスが崩れると、髪がうねったり、クセが出てしまうんです。
じゃあ、うねりをどうすればいいの?
「原因はわかったけど、どうしたらいいの?」と思いますよね。完全にコルテックスのバランスを変えるのは難しいですが、毎日のケアでうねりを抑えることはできるんですね~!ここでは、40代・50代の髪に優しい簡単なコツを紹介します。
1.保湿をしっかり
年齢を重ねると髪の水分が減り、うねりが目立ちやすくなります。トリートメントでしっかり内部から保湿して、髪を柔らかく整えましょう。かっぱ巻きでいうと、ご飯がパサパサだと崩れやすいので、しっとりさせましょう!的なイメージです!
ここで・・・!!
私がケラチンケラチンうるさいのは、ケラチンがご飯の部分に該当するからです。パサパサうんぬんのその前に、ごはん足りてなくてスカスカなんだよね?偏って崩れやすいんだよね?!ならまずはご飯増やそうよ!それが最初でしょ!ってことです。
2.ドライヤーの使い方に気をつける
髪を乾かすときは、根元から毛先に向かって風を当てるのがコツ。こうするとキューティクル=髪の表面が整い、うねりが落ち着きます。きれいなかっぱ巻きを作るために、巻くときに丁寧になめして整えるような感じですね。
3.ヘアアイロンやストレートパーマを上手に活用
忙しい朝は、ヘアアイロンでサッと整えるのもおすすめ。自分のテクニックではどうにも扱えない、もっと簡単に手入れしたい!という方はストレートパーマを試してみるのもいいですね。「キレイで崩れにくい形状記憶型かっぱ巻き」を手に入れるようなものです。
髪のうねりは遺伝や環境要因も関係していますが、こうした内部の構造が影響を与えていることを知っておくと、髪のお手入れの際に新たな視点が持てるかもしれません。
髪質に合わせたケアをしっかり行うことで、うねりを少しでも改善できる可能性がありますので、ぜひトライしてみてくださいね。
それでは、次回も髪に関するお話を楽しみにしていてください。今日も素敵な一日をお過ごしください!